シティリーグ一宮(2020年シーズン1)参戦レポート ~3匹の神と、2匹の英雄と、1人のネカマ~

 朝の目覚めは大切である。気持ちよく起きれたらその日1日が気持ちよく始まるし、あまりいい目覚めじゃないとなんとなく1日がうまくいかない気がする。それくらい自分にとって目覚めは大事なものである。

 今回は、前日に又兵衛氏の家に泊まり込みで最終調整を行った。又兵衛氏は僕が所属するチーム・東海ポケカ部のチームリーダーである。深夜2時ぐらいまで最後の調整を行い、私たちは就寝した。

 朝7時頃…。セットしておいたスマホのアラームが鳴る。まだ眠い目をこすりつつ、まだ寝ぼけ模様だった時にそれは起こったのだ。

 

「ぷぅ~」

 

 音を認知すると、遅れてにおいがやってきた。くさい、くさいのだ!!!臭すぎてもだえるぐらいの臭さだ!!!!げろを吐くような臭さで私は完全に目覚めた。

 

 …非常に不快な、最悪な目覚めとなった。

 

 ※一応何のにおいかは言ってないですからね?まじで?

 

 閑話休題

 

 今回は、王の洞窟Jr.一宮22号バイパス店で行われたシティリーグに参戦してきましたので、参戦レポートを書いていきたいと思います。まずは、今回使ったデッキから。

 

【使用デッキ】三神ザシアンザマゼンタ

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 まず、このデッキを使用した理由から話したいと思います。シャイニースターVの収録リストを見るまでは、なんとなく使用していて自分の肌に合っているセキタンザンVMAX(以下セキタンザンと略します)、もしくはレシラム&リザードンGX(以下レシリザと略します)のどちらかを使用しようと思っていました。しかし、グッズ「くちたけん」が発表されたときに、どちらのデッキも握るのが怖くなりました。レシリザの場合は、オルタージェネシスGXの補正がかかったザシアンVの技「ブレイブキャリバー」を耐えるのが強みの一つでしたが、くちたけんがついているとヒート炎エネルギー1枚だと耐えきれずに倒れてしまうのが恐れたポイントです。セキタンザンの場合は耐えたとしてもザシアンを1撃で倒せず、サイドレースがさらにつらくなるのではないかと考え没にしました。2つのデッキを没にした際、僕は思います。

「三神ザシアンに恐れるのであれば、あえて自分で握ればよくね?」

そんな感じで持っていなかったアルセウスディアルガパルキアGXとザシアンV、ザマゼンタVを購入し、デッキ調整に入りました。

 調整するうえで、環境に多くいるだろうと思ったデッキは以下の通りです。

  めっちゃ多い→三神ザシアン、ズガドーン、ムゲンダイナVMAX

  そこそこ多い→セキタンザン、レシリザ、ピカチュウゼクロムGX

  当たったらたいありです。→タチフサグマ、ドンファン

この中で、特にめっちゃ多いと思っていた三神ザシアン、ズガドーン、ムゲンダイナVMAXに関しては、以下のようなプレイング方針で行こうと思っていました。

 

【vs.三神ザシアン】

 ミラーマッチに関しては、先にオルタージェネシスGXを打ったほうが勝つと考えています。なので、ひたすら先にオルタージェネシスGXを打つといったプレイングを心がけていました。ただし、クロバットVやデデンネGXは、ボスの指令で呼び出され、イージーウィンさせてしまうこともあるために、出すべきか出さないべきかは慎重に考えるようにしました。具体的な判断基準としては、

・オルタージェネシスGXを打つために必要な札があと1~2枚ならば特性使って引きに行く。そうでなければ出さない。

・ボスの指令やグレートキャッチャー・くちたけんなどを引くことで試合を決めることができる場合は特性を使うために出す。そうでなければ出さない。

といったところです。対戦相性としては五分五分だと思っています。

 

【vs.ズガドーン

 技の打点が大きく出る分、必要パーツが多く、そろわなければ技が打てないか、倒しきれないターンが生まれる、安定性に欠けるデッキだと思っています。マリィやリセットスタンプをうまく使い、ハンドの枚数を絞らせながら戦うといったプランを取ります(ただし、相手の引きがよかったら、涙を流し唇をかんで負けを受け入れます)。対戦相性としては4:6で不利な相手だと思っています。

 

【vs.ムゲンダイナVMAX】

 高耐久・高打点が強みですが、ムゲンダイナVMAX以外のアタッカーがイベルタルGXの技「デスカウントGX」以外で1撃で倒すようなアタッカーはほぼ採用されていないと思っています。また、ボスの指令も枠の関係で三神ザシアンみたいに多くは採用できないと思っています。なので、三神でオルタージェネシスGXを打ち、おまもりを張ることで一発耐え、次のターンのアルティメットレイでザマゼンタVを2体育てて押し付けるプランを取ります。ザシアンVは(状況にもよりますが)基本的には育てず、最後の火力はクチートGXのハッスルバイトでサイドを取り切ります。また、アルティメットレイを打つターンにボスの指令を打てるのであれば、相手ベンチのクロバットVやイベルタルGXを倒してサイドを3枚取りに行きます。ザマゼンタVが仮にデスカウントGXで倒されたとしても、2体育てることで、もう1体のザマゼンタVで相手を詰ませることができる可能性が上がります。対戦相性としては、五分五分ぐらい。

 

 次に、各カードの採用理由に関して、ポイントに絞って説明していこうと思います。

 

①三神3枚

→大概のデッキで三神は初手に欲しいので、3枚採用し初手に引ける確率を上げた。また、デデンネGXなどのシステムポケモンでスタートする確率を下げるためにも3枚以上は必須だと考え採用。2体目以降は基本的にクイックボールなどのコストにする。

②ザマゼンタV2枚

→上述のムゲンダイナVMAXを見るために枚採用。いらないときはクイックボールなどのコストにする。

③ドロー関連 マリィ4枚、博士の研究3枚、デデンネGX2枚、クロバット1枚

→博士の研究であまり切りたくないハンドの時や、上述のようにvs.ズガドーンで回数打ちたいので、マリィのほうを厚く採用。また、デデンネGXのほうが枚数引けるため、終盤ボスの指令に触りやすいと考えて、デデンネGXのほうを多く採用した。まあこれによって悲劇が起こったんですがね…

④道具関連 くちたけん2枚、大きなおまもり1枚、ふうせん1枚

→ふうせんに関しては、三神以外すべてのポケモンをエネルギー切ることなく逃がすことができるので、5枚目のポケモンいれかえみたいな感覚で採用した。大きなおまもりは三神に貼ることで耐久ラインを上げ、1撃耐えてアルティメットレイまで打つことができるため採用。ほんとは2枚にしたいが枠の都合で1枚。くちたけんは、げんきのはちまきと選択で最後まで悩んだところ。ちからのはちまきついたザマゼンタVの技「アサルトタックル」でオルジェネ込み2発で倒しきれるところがメリットだが、それよりもくちたけんを付けたザシアンVがおまもりついていない三神やレシリザを倒しきれることを評価し、くちたけんを採用。1枚だとはがされたら打点を伸ばせないので、鬼の2枚採用。

⑤水エネルギー関連 オーロラエネルギー2枚、基本水エネルギー2枚

→基本水エネルギー3枚+エネルギースピナー1枚の採用も検討したが、オーロラエネルギーのコストに鋼エネルギーを選び、その鋼エネルギーをメタルソーサーでつけるといった動きができることを評価し、このような採用にした。

 

 当日のマッチングは以下の通りです。

 

1.ズガドーン 後攻 6-2

 うまくマリィやリセットスタンプを使い、プラン通り相手のハンドを減らしながら戦えました。オルジェネ打った返しに三神が倒されなかったため、ズガドーンをアルティメットレイで倒し、その次のターンでレシリザをくちたけん付きのブレイブキャリバーで倒し勝利。

2.ピカチュウVMAX 先攻 1-6

 相手の初手がピカチュウVで、完全にクワガノンVのケアを怠り、ポケモンいれかえがあるのにも関わらずそれを使用しないまま、ザマゼンタVが前の状態でターン終了。その後グッズロックが刺さりまくり、そのまま負けました。

3.ムゲンダイナVMAX 後攻 0-6

 初手相手は無人発電所を貼りターン終了。私の初手のバトル場がザシアンV、ハンドがクイックボール2枚、鋼エネルギー2枚、メタルソーサー、エネルギーつけかえ、+1枚といった感じでクイックボールで鋼エネルギーを切り、ザマゼンタVとクロバットVを持ってきて展開すればええやんと思ってました。デッキ見るとありません。クロバットVはサイドへ飛びだっていたのです。そのままドローサポート引けずに負け。

 …ちなみに、サイド落ちはマリィ2枚、ザシアンV2枚、プレシャスボール、クロバットVって感じで、例年稀にみるくそみたいなサイド落ちでした。

4.三神ザシアン 先攻 6-3 2勝2敗

 特に語ることは少ないですが、ザシアンVの「ふとうのつるぎ」でザシアンVを2枚引き、返しのターンに、クチートGXの「みわくのウインク」でザシアン2体ともベンチに並べられたのが面白かったです。最後の相手のターンにボスの指令引かれてたら負けでした。

15位/30人中 予選敗退

 

 最後になりますが、今回は特に多くの人に助けてもらいました。僕はカードキングダム名古屋野並店によく行きます。シティ1週間前のある日、いつものようにジムバトルに出て、その時の対戦相手の方と雑談している際にふと「シティ今週なんすよね~」と話すと、「じゃあ調整付き合うよ!!」ととてもありがたい申し出をいただきました。ジムバトル後、ほんとに遅い時間まで、しかもその対戦相手の方だけではなく他の方にも練習や構築相談に付き合ってもらいました。素直にうれしかったし、だからこそ今回の結果は自分の中で不甲斐ない結果だと感じています。特に2試合目の1ターン目の動きは、明らかに試合を決めるプレイングミスだったので、ほんとに悔しい気持ち・申し訳ない気持ちでいっぱいです。「もっといい結果を持ち帰りたかった」これが素直な気持ちです。この悔しい気持ちを忘れることなく、シーズン2では今回よりも良い結果、そして自分の納得できるような結果を出せるように頑張っていきます。最後になりますが、調整を付き合っていただいたカードキングダム名古屋野並店の常連さんの方や東海ポケカ部の皆さん、そして応援してくれてた皆さん、本当にありがとうございました。

 

p.s.正直自分がTear1のデッキ握ると思っていなかったから、三神ザシアンを握ろうという発想が沸いたのが自分でも驚いている…